音質のレベルを上げる方法


除夜の鐘をつくと、ゴォォォォンと音がします。
音質のレベルを上げる方法1 東京・中野・練馬・江古田・ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

細かく聞くと、「ゴ」が鐘をついた瞬間の音、
「ォォォォン」 というのが余韻です。



バイオリンで言うと、「ゴ」だけ弓の毛のキューティクルが
弦の巻きと摩擦して音が鳴り、余韻は弓の毛が摩擦しないように、
ゆっくりふんわり動かせば、余韻が響きます。



弦は、弾いている時に振動します。
音質のレベルを上げる方法2 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室
振動が大きいほど、余韻が大きく、長く響きます。



摩擦している弓の毛を突然止めると、
音はブツッと切れます。



初めは速く動かして、余韻の部分は圧力をかけずに
弓の木目が見えるぐらい、ゆっくり動かします。
音質のレベルを上げる方法3 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室
よ~く見ると、弓の木に木目があるのがわかります。



実音を弾いているところ
音質のレベルを上げる方法4 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

こちら側の弓の毛の端っこをよ~く見ると、

ぴったりと弦にくっついていて、
弓の木と毛の間も、幅が狭くなっています。



弓の圧力をかけずに、スピードを減速したところ
音質のレベルを上げる方法5 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室
圧力をかけない、というのは、
弓を右手で持ち上げるのではなく、体重も力も
全くかけなかったら、スカスカの音になるアレです。



よ~く見ると、こちら側の弓の毛が

ふわっとしています。



例えば4分音符を弾く時に、8分音符を弾いて
あとは余韻にすると、ふんわりした音になります。
音質のレベルを上げる方法6 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

赤い部分が弓の毛を弦にくっつけて弾く実音のところ、

オレンジ色のところが、余韻の部分です。

 


余韻の部分では、弓のスピードを減速するのと

次の音が初めから発音する為に、
弦の上に弓の毛をくっつける準備作業の時間も含まれます。




音符の長さ全部を弓の毛の摩擦による実音で弾くのではなく、
曲によって、半分か4分の3ぐらい弾けば、
あとは勝手に響きます。



どんな小さなことでも、何かわからないことがあれば
お気軽にご相談やご質問、いつでもお待ちしておりまするんるん (音符)

Copyright © 2014 ワイズ音楽教室, All rights reserved.