ポジション移動する瞬間


ポジション移動はなんとなくわかったけど、
移動してる間の指はどうなってるの?

・・・というのを詳しく書いてみます。



まず、楽器を構えて左手を自由に離せる、
空中に浮いているネックを左手の親指で持ち上げないのが基本です。



初めは音無しで、弓を持たずに鏡で動きを観察してもいいですが、
音程の練習をする時は、動いている瞬間も
必ず音を出しながら、移動するのがすごくはっきり見えるぐらい
ゆ~~~~~っくり動きます。



上行型、例えば1stポジションの3から
3rdポジションの2に移動する場合です。



1stポジションの3を指板に置いた状態です。
ポジション移動する瞬間1 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

この状態で弾くと、実音が鳴ります。



指板に置いた3を浮かして、
指が丸くなっているまま、
フラジオの状態で、弦の表面スレスレに触れている状態にします。

ポジション移動する瞬間2 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

この時、シュルシュルという、実音ではない音が鳴りますが
この音が大切なので、必ず音を出しながら弾きます。




シュルシュルという音を弾いて出しながら、移動する間に2の指を準備します。
ポジション移動する瞬間3 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

さっきより2が3に寄ってます。



3rdポジションの位置に来たら、シュルシュルという音で3の指の音程を聴いて
合っていたら、指板に2を置きます。

ポジション移動する瞬間4 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室  

3の指の音程が、中間音になるので
必ず合っているか確かめましょう。




シュルシュルという音は、フラジオのできそこないみたいで
雑音だと思って弾かない人が多いですが、
音程の確認の為に、弓を止めずに、
その音を弾いた方がいいです。



本番だけは弾かない音ですが、万が一その音が出てしまっても
実音ではないので、聴いている人には聴こえません。



下降型も同じです。



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