みんな、よく切れると言うolivのA線、
最近、変わったと思って調べました。
分数楽器の時はEUDOXA、フルサイズからoliveで
雑な扱いで弾きまくってたのに、全然切れなかったんです。
A線だけアルミの理由
軽く、ガットの振動が伝わりやすく
高音域が明るく、反応が速いからです。
摩耗が早く、アルミ巻が切れやすく
ピッチが敏感で、ミュートや強圧に弱いので
ナットと駒の精度が重要になります。
アルミ巻きの話
昔のは、オーケストラなどで酷使前提、
多少雑でも長持ちでした。
今は、ソリスト、室内楽、レコーディングなど
音質優先。
芯が細く、アルミ巻が薄く
音程の微調整の幅が細かく
音の立ち上がり、鳴りは良くなりました。
一点負荷に弱く
ナット段差でアルミ巻が緩みます。
品質基準が変わったのです。
弦の作り方の話
最近20〜30年間で、EU規制により
環境規制と素材制限、
金属素材の精製方法変更がありました。
アルミは、純度管理と重量規制の影響で
昔とは成分が違います。
接着・防腐処理の制限、
工場の再編もありました。
昔は、職人さんが音で判断していたので
個性による若干のムラがあり、
一本だけ神、みたいな当たりもありました。
今は、工業的に均一化され、
ムラがなくなりました。
ガットが変わった話
昔のは、ヨーロッパ産羊で、
太くて均質、脂分多めで粘りあり
今は、原料確保が難しく、
細く、軽く、均質化重視になりました。
音はクリアだけど、物理的には弱いです。
ガットが弱くなった理由
接着・防腐処理の制限
昔は、動物性防腐処理がされていて、
天然油・樹脂、今は使用禁止のものが多数ありました。
長期安定、湿度耐性もありました。
今は、毒性ゼロ前提、生分解性の処理剤のみ使用可
人体・環境優先になり、弱くなりました。