4本の弦を同時に全部取り外さないこと
楽器のF字孔から中を見ると、魂柱という細い棒が立っています。
これは、楽器のふくらみを支えています。
表板の上に駒は、弦の張力で立っています。
魂柱と駒は、お互いに支え合っています。
4本全部の弦を取り外すと、駒が立てず、
魂柱が倒れることもあります。
駒は自分で立てられますが、魂柱は楽器屋さんに行って
直してもらうことになります。 弦の張り替え方
切れた弦を1本だけ外して指板を拭き、
ナットの溝を鉛筆の芯でなぞる。
この溝がささくれていると、弦が引っかかってささくれ、
切れる原因になるので、濃いめの鉛筆の芯でなぞって、滑りやすくします。
楽器とペグが接して、黒くなっている所2か所に調整剤を塗り、ペグを戻して回します。
アジャスター、またはテールピースに弦を通す。
ループエンド ボールエンド
楽器の頭を左にして、拡大してみました。
ループエンド ボールエンド 弦がねじれないように、まっすぐに張ります。
アジャスターから駒の溝を通ったことを確認します。 ペグの穴に弦を差し込み、反対側から弦を少し出します。
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弦が巻き戻らないように、穴の左側に1回巻いて、2回目から穴の右側に巻きます。
2周目から、弦を自分側に少し引っ張ると、巻きやすいです。
1周目は穴の左側に巻く 2周目は穴の右側に巻く
右側のペグには右に、左側のペグには左に弦を巻きます。
ナットの溝に弦がはまっているのを確認します。
ペグに差し込んだ弦が短くて出ない時は
ピンセットなどで引っ張り出します。
この時、楽器を傷つけないように、自分の方へ引き出しましょう。
他の弦に重ならないように巻きましょう。
必ず弦をはじきながら、音程を確かめながらペグを巻きましょう
ペグを巻くことに集中して、弦を切ってしまう方が多いです。
音程を確かめるチューナーは、携帯の無料アプリにもあります。
弦は切れる瞬間、顔に当たったりすると危険です。
不安な方は、弦楽器店に行きましょう。
お店で弦を買うと、無料で張り替えてもらえます
完成
よくがんばりました
どんな小さなことでも、何かわからないことがあれば
お気軽にご相談やご質問、いつでもお待ちしております