移弦とは、今弾いている弦と違う弦を弾くことです。
各4弦、それぞれ腕の高さが違っていて、
初めは1本の弦を全弓で弾いて、次に隣の弦を弾くために
止まって、腕の高さを変えてから弦を弾く練習をします。
止まらずに隣の弦に移る時は、少しずつその弦の高さに
腕と弓を近付けます。
カクッと移弦すると、弓がバウンドしたり
アクセントが付いたりして、音も角が立ちます。
ダウンボウで、低い弦から高い弦に移る時は
腕を高い位置から下ろすだけなので簡単ですが、
その反対は腕の位置が上がるので、苦手な人が多いです。
例えばダウンボウでA線を弾いていて、
次にD線に移る場合をやってみます。
最初のA線の角度はこんな感じです。
ここからD線に移弦します。
だんだん腕を上げて、D線の高さに近付けます。
手首も腕もそのままの形で上に上げますが、肩は上がりません。
A線を弾いているところ
近くで見るとこんな感じです。
A線を弾きながら、だんだんD線の角度に近付けているところ
少し角度が変わっています。
D線に移りました。
ゆっくり駒と同じ丸みを描くと、なめらかに弾けます。
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