メトロノーム練習


ここを読む人は、試験やコンクール、コンサートなどで
人に聴かれる機会が多いと思います。



メトロノームで練習するのは、とてもつまらないですが、
お仕事でお客様に聴いてもらう音楽には必要なのです。




その理由は、基礎のリズムやテンポを正確に知っている上で、
拍や小節、フレーズ内で伸縮させると、全体的にバランスが取れて
形が整えられ、聴きやすくなるからです。



聴いている側は、規則的なテンポ、拍の頭やリズムが
きっちりわかると、気分良く理解できます。



メトロノームの練習は、譜読みが終わった時にするだけで、
後は表現なので、時々確認するだけで大丈夫です指でOK



機械の正確なテンポに合わせると、
遅い所は弓が足りないとか、そんな問題が出てきて
初めの方の速度をゆっくり、弓を節約する練習になります。



速い所は、左手の指を弾く前に用意する為に、
かなり速く弾けるようになり、同時に指を置くとか、置きっ放しにするなど、
合理的な指使いも考えられます。



まず、一番弾きにくい所のテンポに、メトロノームを合わせます。
ヴィブラート無し、強弱無しの棒弾きで
メトロノーム通りに弾けるようにします。



ヴィブラートが無い分、基礎の音程や発音が目立つ所は直しましょう。



次に表現、メトロノームはそのまま、ヴィブラート無しなので、

ボウイングの癖や弓の返しなど、目立つ所を滑らかにして
普段の50倍大げさに強弱をつけます。



弓の速さや圧力の増減だけでも表現できるので、
小節やフレーズ内で収まるぐらい、リズムやテンポを崩しても大丈夫、
音楽理論や時代背景も考えて、曲の全体的な景色を作ります。



最後にメトロノームを止めて、強弱に合う速度のヴィブラートをかける所、
わざとかけない所などを決めたら出来上がりです。



どんな小さなことでも、何かわからないことがあれば
お気軽にご相談やご質問、いつでもお待ちしておりまするんるん (音符)

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