弦をまたぐ移弦


速い所で、左手はちゃんと動いてるのに、
違う音が鳴ってるとか、テンポが遅くなる、
雑音が多いなど、自分では考えられる所は
全部練習したのにおかしい、と思ったら
移弦が遅れていないか確認してみましょう。



特に弦をまたぐ時、例えばG線からE線に移る所で
2弦をまたぐ瞬間、右肘は空中で弧を描きます。



その動作は、弾く速度の5倍ぐらいだと思っていれば
速く移弦できます。



音が鳴っていない瞬間、手を振り下ろすのが
遅いのが、原因の一つです。



テンポはそのまま、振り下ろす手の速度だけを速くします。



G線からE線に移弦してみます。
弦をまたぐ移弦1 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

右腕の角度に注目目



空中で右腕を速く下して、G線からE線に移弦しました。
弦をまたぐ移弦2 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

この動作が速いと、弓の毛はほんの少し
弦から浮くので、雑音が鳴らないのです。



速い所での移弦は、弓の根元側がやりやすいです。



次に、ゆっくりした所で移弦する時のやり方を見てみましょう。
一つのフレーズが静かに終わって、弓先で止まります。
弦の上に弓を乗せても、弓を左右に動かさなければ音は出ません。



呼吸しながら、ゆっくり弦の上で右腕の角度を変えていきます。
弦をまたぐ移弦3 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・ヴィオラ・音楽教室

音が鳴ってしまう人は、弓先で弓が止まっていても
音が鳴らない練習をしましょう。



重要なのは、呼吸することです。
生きている限り、身体は完全に動作を止める事はできません。
わずかでも動いている方が自然で、何でもうまくいきます指でOK



胸呼吸ではなく、おなかで呼吸すれば
上半身の力が抜けて、無音で移弦できます。



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お気軽にご相談やご質問、いつでもお待ちしておりまするんるん (音符)

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