弓を持つ手が上がってくる


弾いてたら、いつの間にか弓を持つ手が
ずいぶん上がってるのに気付いた人。



いつ、どうして上がったのかというのは
人によって違いますが、必ず原因はあります。



無意識の間に上がるので、いつの間にか・・・
やってないのに、知らないのに、という事になります。



一つの原因としては、ダウンボウの真ん中から先にいく時に
手が左に傾いていて、人差し指が深くなり、
小指が届かなくなった状態がこちら↓
弓を持つ手が上がってくる1 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・音楽教室

弓をつかむ指の面積が少なくなって、落とさないか不安で力が入り、
そのままぎゅっとつかんでアップボウになると
手はだんだん上がってきます。



手が上がる癖を直すには、まずアップボウの形を作ります。
弓を持つ手が上がってくる2 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・音楽教室
ダウンボウで弓先まで弾いて、止まります。



左手で弓先を持って固定し、右手を弓から離します。
弓を持つ手が上がってくる3 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・音楽教室
右手は一旦、下におろして力を抜きます。



空中にある弓を右手で持ちます。
弓を持つ手が上がってくる4 東京・中野・練馬・江古田ヴァイオリン・音楽教室
この時、肩や肘、手首や指がどんな形なのか観察しましょう。
とても自然な形で弓を持っていると思います。
弓先で、こんな手の形になっていればいいな、という
理想の形です。



ここからアップボウで、弓の根元まで弾きます。
右手を見ると、最初に持った形と同じはずです。



あれ?
どうしてアップボウだとうまくいくの?



アップボウでできたんですから、
ダウンボウでも同じ動きができるはずです。



動画に撮って、巻き戻すとダウンボウになります。
この形で弾けていたら、手は上がってきません。



不思議に思ったら、やってみましょう。



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